ダイビングログ
天候/気温 Weather/Ground Temperature |
快晴/22℃ | 風向き Wind Direction |
北東の風 |
---|---|---|---|
水温 Water Temperature |
21-22℃ | 波の高さ Wave |
1.5m |
透明度 Visibility(Top to bottom) |
10-12 m | 透視度 Visibility(Right to left) |
10m |
ダイビングポイント Diving point |
神子元 カメ根 |
証拠はありません。
でも、今からお話しする事は、全て真実なのです。
今日の僕のお客様は、60本と34本のビギナーさん。
水温は冷たく、厳しい戦いが強いられる事を予想していました。
「まずは神子元に慣れてもらおう。」
僕の頭に浮んだミッションは、正直、ほぼそれのみでした。
一本目は、僕らだけ潮あたりの弱い所でエントリーして、じっくりと進みます。
カメ根横で、テング玉を確認。
水路で、巨大クエを何匹も紹介。
大きなコブダイやイシダイを無視して進み、
神子元のポテンシャルを堪能してもらいます。
高根では、キックでイサキを集め、神子元名物イサキドラゴンを召喚。
ゲストも圧巻の表情。
しめしめ。
ここで、僕の思惑はほぼ成功。
さぁ、二本目はどうしよう。
さすがは高校生。
34本という本数ながら、これは神子元とまともに立ち会える。
そう考えた僕は、
ベテランさんチームと同じ潮当たりのいい場所でエントリー。
しかし、
一本目はとろとろだった潮が、
二本目は、神子元らしい、爽快な昇り潮に変貌しています。
さすがに、壁根に移動するのは難しいと考えた僕は、
ビューポイントをつたって、高根を目指します。
まもなく、高根。
はっきりしない透視の向こう、何か、銀色の影が見えます。
あれは、なんだ?
ふらふらと近づいていくと、、、!!??
間違いねー!
ハンマー!!!!!
来てくれー、ハンマーだーーーーー!!
ベルを鳴らしながら走っていくと、
みるみる増えていく、巨大な影ッ!!!!!
およそ10匹の神が、ゆったりと泳いでいます。
しかし!
透視が悪い!
もうちょっと、近くに!!
ゲストにアピールしましたが、その必要はなくなりました。
高根の北西、僕らの真横から、10匹以上の違う集団がこちらにまっすぐ向かってきます。
嗚呼、神はまだここにいた…。
あわや、神の群れに包まれる所でしたが、
すんでで僕らに気付いた神達は、僕らの目の前で、ゆったりと闇に消えていきました。
唐突なる出会い。
まだまだ神はいます。
クローズまで後一月、運を試す、価値はある。
佳樹
MIKOMOTO HAMMERSチャンネル
Youtubeで過去の動画も公開しています。