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錢州&神津ツアー・その一部始終 | 2005/06/18(土)
先日、第一回の銭州ツアーにご参加いただいた「まい」さんより、銭州ツアーの紀行文をお寄せいただきました。
参加した方はもちろん、されなかった方にも充分楽しんでいただける内容なのでそのまま皆様にご披露したいと思います。
どうぞ、お楽しみください!
『錢州&神津ツアー』
「ドン、ガシャーン」
錢州はAM7:00下田港で響いたこの音で始まった。金子さんが500本記念の北川さんの為に買ったスパークリングワインを落とした瞬間だ(^.^)
(金子注:車のドアを開けたらすぐにおっこちるような所に置いたのは・・・、ね、まいちゃん?)
今日は本当に天気も良くベタ凪、という事でポイントは「錢州」に決定。
久しぶりの純くんのブリーフィングが始まる。「メジロに回られて威嚇された時は焦って動き過ぎないように!」その前に見せてね〜メジロ。
(金子注:う、くく。相変わらず手厳しい)
漁船に乗り込み機材セッティング後、和さんのサンドイッチを食べ体力温存の為早速寝る準備をする。
昨年の錢州ツアーでの船酔いの噂を聞いていたので出港後暫く不安だったが、今日の船上はとても心地よく「何が見れるかな?メジロ?ニタリ?ジンベイ???」と考えながら良い眠りにつく事ができた。
起きて甲板に出てみるともう目の前に錢州が迫っていた。錢州は思っていた以上に広く、水面から出ている大きい根が2〜3ツ(平ったい根など)ちょっと離れた所に小さい根が2ツ(だるま)ある。
1本目、ネープルスを潜る。船も揺れる事無くスムーズにバックエントリー。(しかし漁船からのバックエントリーは後頭部に打撃を食らわされたように一瞬頭に星が散る☆)
潜降時、透明度も良くまずはツムブリ群れのお出迎え。少し泳いで行くと下にはドチザメとネコザメのハーフ、(金子注:ハーフ?!)マダラエイ数枚。そして凄い勢いで泳ぎ去って行ったとても小さなウミガメ(かわいい!!)上にはテングハギモドキの群れやカツオもちらほら。しかし段々透明度が悪くなっていく。「え〜〜っ」と思っていると、前からムレハタタテダイの群れ、テングハギモドキの群れがどんどん近づいて来て数もそれぞれ70匹は超えている。スゴイ!!!
でもあそこまでムレハタタテダイが群れると贅沢だが・・・ちょっと気持ち悪い!?(私だけ?)
(金子注:あなただけ)
船に戻ると純くんチームがはる〜か彼方に。360℃カンパチの群れに巻かれ気持ち良く流れたらしい。いいな〜〜。
昼食は銭州の「外平ったい根」に上陸。銭州にこんなに平らな根があるとは・・・しかし根周りはさすが銭州、半端なく流れ、うねり、渦巻いていた。
お腹も一杯になったのでいよいよ2本目「平ったい根から210℃ドリフト」
エントリーしたら先程よりも寒く流れもある。透明度はあまり変わらないが何かが出そうな予感がする。
ドキドキしながら流されていると、左から1mはあると思われる大きなカンパチの群れ。とにかく大きい!!少し戯れ前を向くとカンパチの大群が正面からこっちに迫って来ていた。ホント恐いくらい目の前で二手に分かれカンパチトルネードが出来あがる。大興奮!!最高!!北川さんの500dive記念に合わせて500匹はいた、おめでとう!!
(金子注:これは掛け値なしにホント。500匹くらいいました。北川さんおめでとう!)
明日も銭州潜りたいな〜〜と金子さんにアプローチしながら神津に向かう。その途中に「オンバセ」と言う根群が見える。潜ってみたくなる魅力的な根だがDivingは禁止されているらしい。
神津はほとんどが切り立った崖に囲まれていて、その崖の一部は昨年の台風で山肌が削れ黒曜石が見え波の跡が残っていた。
今日の宿は船長の妹さん経営の民宿、広くてバルコニーもあってキレイ。更にこの時期なので貸切状態だった。
まずは温泉へ。今日は潜った後の一杯がまだだったので、とりあえずビール一杯で乾杯!!
(金子注:まさか温泉に入る前に乾杯するとは思いませんでした・・・。)
温泉は丁度良い温度の塩湯。目の前は海で展望バッチリの水着着用混浴露天風呂もいくつかあり、ゆっくりくつろぎ癒された。お肌もスベスベになって「後は気持ち良く飲むぞ!」とお酒等買い、宿に戻る。
かんぱ〜い☆
神津の夜の始まり。まずは刺身盛り、カンパチがぷりぷりしてて美味しい、軽く焙ると更に美味しい(千葉ちゃん案)
柔らかい肉やタカベ・イカのバーベキュー・焼おにぎりも最高で、金子さん・純くんコンビでどんどん焼いてもらい皆で喰らい付き、飲みまくる。
酔い覚まし?に海辺の星空を見に行った。流れ星が出そうなほど綺麗で気持ち良い。
楽しく酔っぱらっている人達鑑賞も面白かったぁぁ(逃)一部の人達は飲み続け、私は耳元で煩い蚊と戦いながら就寝。
(金子注:今回は特に某やくざ主婦さんの変わりようにびっくりしました。)
2日目は少し曇り空。風もあるので神津の東側を潜る事になった。船に乗り準備、昨日より波も高いし寒い。
1本目は「サノカ」、根づたいに泳ぐ。根の隣りは綺麗な白い砂浜が広がっている。まずはとても大きなカメ&中カメ登場、下にアカエイ?が寝ている。
そこに今村さんのタンクをカンカン鳴らす音が、何?何?行ってみると、1.5mはある大〜きなマダラエイが3匹群れていた。迫力がある、スゴイ!その後も軽く流されつつまたもマダラエイ。
エキジット直後、急な頭痛に襲われ2本目は辞退。揺れる船の上で待つ。2本目「三浦湾つきだしからながん根」もカメそしてタカベが群れ群れだったらしい。
宿に戻り昼食をとって下田へ帰る支度をする。
帰りの船は「行きよりも揺れる」との事だったので、乗船しすぐ船室に。揺れる前に寝なければ・・・
しかしそんな都合良く眠れず、下田までの道のりは左右上下と揺れ横になっていただけなのに疲れた。あんなに揺れたのに無事に下田まで運んでくれた船長はやっぱりスゴイね。
ダイバーズに戻り、ログ付けをしながら何故かケチャ音楽をバックに銭州ビデオ鑑賞。末光さん、げ〜なるさんホント良く撮れてたよ。
天気が良く難なく錢州に行け、何が出るかドキドキして感動して、美味しい物を食べ楽しいお酒を飲みノだからダイビングはやめられないよね〜〜楽しかったぁ。
次回は夏か秋に錢州に行きたいなっ、金子さ〜ん!?
(金子注:確かに行きたいですが、夏は忙しく、秋は海が荒れるそうで、難しいかと・・・。)
はい、以上です。
ほんと、まるで銭州ツアーに参加したような気分になれる臨場感?たっぷりの紀行文でした。
ありがとうございます!
また来年もぜひチャレンジしたいと思います。
来年こそ、ぎょっとするような大物が見たいな〜。
画像:ちょっと遠くから見た銭州の岩礁群です。大小取り混ぜて15個くらいは岩があるでしょうか。それ以外はなーんにも無い、360度水平線のど真ん中です。